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ものがたり


鹿児島のとあるシャッター商店街の中にある潰れかけた家族経営の和菓子店。
六月燈に向けて、ハチャメチャ家族が奏でる心温まる狂奏曲。

日本の離婚率が、平成15年から減少に転じたそうだ。
「どうせ離婚するなら、年金が半分もらえる新制度が施行されてから」
と考えた主婦がかなり多くいたからだと言う。離婚成立の鍵はほぼ女性の手ににぎられていることになる。

この物語の舞台は、大型ショッピングセンターの進出により客足減少で赤字に苦しむ家族経営の和菓子店「とら屋」。家族とはいえ、父母は既に離婚。おまけに長女は出戻りで、次女は離婚調停中、三女は結婚直前に婚約破棄している。この5人に東京から次女を追ってきた夫が加わり、和菓子店の再建の為に背水の陣を敷く。そして、六月燈の夜に新作和菓子「かるキャン」で起死回生の大作戦に出るが、果たしてその結末は…

一つの目標に皆で必死に立ち向かう中、知らず知らずのうちにそれぞれが信頼を回復し、結婚という枠にとらわれない新たな家族の姿が見えてくる。 


とら屋」一家の再生と商店街の生き残りにかける店主たちの人間模様を描いた、笑いと涙のハートフルコメディー!

桜島