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南日本新聞に六月燈の三姉妹のコラムを寄稿しました。


かごしまフィルムオフィスの理事:西田が、南日本新聞のコラム「南点」に、映画「六月燈の三姉妹」について寄稿しました。
撮影の準備も、着々と進んでいます!

【記事全文】

映画「六月燈の三姉妹」の製作がいよいよ始まる。
鹿児島出身の俳優、西田聖志郎氏が企画し、2009年から2011年にかけて上演された舞台の映画化だ。シャッター通りにある家族経営の和菓子屋が、起死回生を図るため六月燈に出店を企画。新商品も開発して臨むのだが・・・という良質の人情コメディーだ。舞台は大反響で、NHKBSでもその様子が放映された。メガホンを握るのは「半落ち」で日本アカデミー賞を受賞した佐々部清監督で、キャスティングもメジャー級が期待される。5月GW明けにクランクインし、11月より南九州先行上映、翌年の全国公開が予定されている。
「ロッガッドー」。幼少の頃、この響きには本当に胸を躍らせた。子供だけで夕暮れ時に外出しても怒られないばかりか、お小遣いまで貰えた上に、お参りをしてきたと言えば、「感心だ」と褒めてもらえた。清水町で育った私は、今日は八坂神社、次は稲荷神社と、六月燈の追っかけをしたものだった。六月燈は、薩摩藩第二代藩主光久が上山寺新照院の観音堂を建立した折、沢山の灯籠をともして落慶式をしたのが始まりとされており、まさに薩摩の歴史と共に歩んでいるお祭りだ。
そんな薩摩人の郷愁を誘うお祭りだが、残念ながら全国的にはほとんど知られていない。しかし7月から8月まで1ヶ月にも渡る長期間のお祭りは全国的にも珍しく、滞在型観光推進にはもってこいの素材と言える。我々かごしまフィルムオフィスでも今、六月燈をきっかけとした観光キャンペーンなど、映画プロモーションとのタイアップを企画中だ。
一昔前までは、県外の喫茶店で「白熊下さい」とオーダーし、きょとんとされたなどという笑い話があったが今や白熊も全国区となり、鹿児島物産展では大人気だと聞く。さあ、次は「六月燈」だ。